広島県公立高校入試

公立高校 平均点の推移

'23国 26.2点
'22国 24.6点
'21国 21.5点
'23数 22.6点
'22数 20.2点
'21数 21.1点
'23英 24.0点
'22英 20.4点
'21英 21.1点
'23理 25.3点
'22理 18.8点
'21理 24.4点
'23社 25.8点
'22社 23.3点
'21社 26.5点
'23総 24.8点
'22総 21.5点
'21総 22.9点

23年度は、高校入試が大きく変わりました。昨年度までは3年間、平均点が下がり続けましたが、制度変更の年は一般的には易化する傾向があり、今年度は全教科の平均点が上がりました。しかし、制度変更2年目の年は難化することが多いので、来年度は注意が必要です。今年度の入試問題は、記述問題が減少し、選択問題も比較的単純で、答えやすい問題も多かったことで平均点が上昇しましたが、来年度は前年度同様、記述問題の出題割合の高さや、長文や会話形式の出題の増加があるかもしれません。そうなると、ただ単に知識を詰め込むような勉強方法では対応でません。入試傾向を分析し、しっかりとした対策を講じる必要があります。
各教科のポイントは以下の通りです。

★国語 記述問題が多数出題されますが、部分点がかなり与えられます。したがって、無回答は避けなければなりません。そのため、自分の考えを文章で表現する練習が必要です。

★数学 大問1で出題される計算及び各単元の基本問題が正解できるかどうかがポイントです。難しい問題に注目しがちですが、基本問題を繰り返し学習し、確実に得点する力を養う必要があります。

★英語 平均点は低いものの、得点分布をみると、高得点を取っている生徒も多数おり、得点差のつく教科になっております。その原因は英作文にあります。国語の記述と違い、きちんとした英語表現ができなければ、部分点の可能性はあまり高くありません。したがって、簡単な英文を正確に書く力が必要です。教科書の基本例文の暗証を中心に、いろいろな場面を想定して英語で表現する練習をしましょう。

★理科 英語同様、得点分布をみると得点差のつく教科です。今春の入試問題を見ると、ある程度答えが予想できる記述問題も複数ありました。それらの問題は、実験方法や実験結果について考察・学習する習慣をつければ対応できます。語句や結果の暗記にとどまらず、理由や原因もふくめて学習するようにしましょう。

★社会 単純な暗記で答えられるような問題は3~4割程度です。早めに暗記事項は仕上げておきましょう。また、地理・公民は、資料を読み取り考察する力が必要です。資料から分かることをまとめる練習をしましょう。歴史は、過去の出来事がどのような背景で起こったのかを説明する力が試されますので、なぜその出来事が起こったのかを理由を含めて学習しましょう。

入試制度等詳細広島県教育委員会HP